よく、外貨預金は得かどうか聞かれることがあります。
結論から言うと、為替差益が十分でないと損します。
理由は、為替手数料と20%源泉(税金)にあります。
理由は、為替手数料と20%源泉(税金)にあります。
例えば、オーストラリアドルで試算してみましょう。
5万豪ドルを預ける場合、東京三菱銀行なら1/11付の豪ドル預金は、1年もので3.30%の利率です。米ドルが同条件で1.52%なので、豪ドルは高利率ですね。
同日のTTSは81.17円(TTMは79.17円:つまり為替手数料2円)なので、5万豪ドルを預けたい場合に必要な費用は、
5万豪ドル×81.17円=4,058,500円
5万豪ドル×81.17円=4,058,500円
1年後の利息は、
5万豪ドル×3.30%=1,650豪ドル
5万豪ドル×3.30%=1,650豪ドル
豪ドルで受け取っても使えないので、1年後に購入時と同じ為替レート(TTBは77.17円)と仮定すると、課税後の受け取り額は、
(5万豪ドル+(1,650豪ドル×80%))×77.17円=3,960,364円
(5万豪ドル+(1,650豪ドル×80%))×77.17円=3,960,364円
つまり1年後の為替が、今と同じか円高だと、確実に損することになります。ちなみに東京三菱以外のメガバンクですと、為替手数料が更に高い(片道2.5円)ので、計算する気にもなれません。
利息が良くて為替差益を期待するのでしたら、他の金融商品という選択肢もありますが、どうしても外貨預金が良いという方には、為替手数料が安いネット銀行をおすすめします。
。。儲かりそうな話は、そう転がっていません。よく調べてから判断しましょう。