「退化する若者たち」、タイトルだけで選んだ本です。不登校やニートやどこにでも座り込む若者の増加の理由を、精神面だけでなく身体が弱くなっている点、つまり退化しているためと指摘しています。
さらにその原因は、歯の噛み合わせであり、噛み合わせを悪化させたのは、親や社会の過保護と食生活の変化、と結論づけています。
つまり、こういうことです。軟らかい物ばかり食べているため、顎が発達せず歯並びも噛み合わせも悪くなる。噛み合わせが悪いことで、体の前後左右のバランスが悪くなり、姿勢や顔の歪みになる。その結果、肩凝りや頭痛や腰痛だけでなく、脚の冷えやめまいや吐き気など、そして無気力になっていると言うのです。
これらの対策も書かれているので、一部を紹介すると。。硬い食材を取り入れて、左右の歯でバランス良く数多く噛む。不足がちなビタミンミネラルと食物繊維を多く採って、脂肪とたんぱく質を控える。ウォーキングや山歩きやランニングなどの全身運動をして、ゴルフやテニスなどの一方向に回転する運動のみに頼らない。などなど。。
この本を読んで、私の肩凝りや腰痛や姿勢の悪さは、歯の前後の噛み合わせが悪いからかな、と思うようになりました。不安になったので、お医者さんに見てもらったところ、噛み合わせは正常な範囲内でした。ちょっとホッとしましたね。
。。あとは歯応えのある食事(ツマミ？)と山歩きを増やしてみようかな。
