自民党が酒の安売りを規制するため、酒税法などの改正法案を今国会に提出することを決めました。量販店などによる酒の安売り競争から、小規模な酒販店を保護するのが目的なのだそうです。

酒類販売で適正な基準を決め、従わない業者には販売免許の取り消しまでできるようにするようですが、やりすぎです。。不当な安売りは独占禁止法で取り締まれば良いのです。なぜ、酒だけなのでしょうか?

一方で、ビール、発泡酒、第3のビール、で異なっていた酒税を一律とする法案を来年以降に通す方向のようで、事実上の発泡酒と第3のビールが値上げ、ビールが値下げとなります。そうなると一部の発泡酒や第3のビールを除き、新商品はビールに一本化するでしょうね。

若者の酒離れが進んでいるのだから、官民一体となってPRしてもらいたいくらいなのに、逆行しているように感じます。規制をしても良いですが、それだけではなく緩和するところも設けてもらいたいです。

規制は短期的には効果がありますが、長い目でみると弱体化が加速してしまうので、規制と併せて酒販店を強化する施策もセットで実施しないと困ります。Amazonと大型スーパーでしか酒が買えなくなる日が来てしまうなんて、私はイヤですから(泣)。