DSC_0150人工知能(AI:Artificial Intelligence)やディープラーニングについて興味はあってネットで調べて分かっていた気にはなっていたのですが、やっぱり本を読んで体系的に押さえておこうと思い、読んでみました。

ポスト・ヒューマン誕生」や「機械との競争」など、バイブル的な本もありましたが、セミナーで分かりやすく説明していた松尾さんの書籍「人工知能は人間を超えるのか」にしました。

Amazonで購入したら、ネットで見た時と表紙が違っていて、女性の顔が描かれた帯が本に巻かれていました。もし、この状態で画面に表示されていたら買わなかったでしょうね。中身を読んだら女性の絵とは全く関係なかったので、おじさんが使う本屋やネット書店での表紙画像には使わない方が良いと思います(笑)。

この本によると、現在は3回目のAIブームだそうです。AI、つまり人工知能というと、多くの人は人間並みの知能と思ってしまいますが、これまでは人間の一部の知能がコンピュータで実現しているのが現実なので、それを知るとガッカリしてブームが終わっていたと解説しています。

私が興味を持っているのは、技術的特異点で象徴される「コンピュータが人間の知能を超える時」と、それに大きく寄与しそうな「ディープラーニング」、もう一つは人工知能によって「あと10〜20年でなくなる職業」です。

ディープラーニングとは、「多層構造のニューラルネットワークの機械学習の事」とWikipediaに載っている通りなのですが、この本で理解できたような気がします。

コンピュータが人間の知能を超える時は、2045年とか2029年などと言われていますが、はっきりしていません。SFでは、ターミネーターや最近では「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のネタになっていますね。ちなみに、この本ではキッパリとSFのような世界になることは、現時点では全くないと断言しています。まだまだ技術的な目途が立たないのだと思います。

先日、発売したばかりの「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を買って、じっくり観た私からすると。。うーん、少なくとも軍事利用されるとなると非常に脅威ですね。

人工知能によって「あと10〜20年でなくなる職業」は、とても気になっています。自分はもう心身ともにおじさんですから(笑)、今のスタイルで仕事を終えられそうですが、私より若い世代のキャリアチェンジを促したいと考えています。単純な営業やシステムのオペレータは淘汰されそうですので、営業であれば専門知識を持ったコンサルタント、オペレータであればセールスエンジニアや各部門の企画業務、にシフトできるよう今から教育すべきです。

。。シフトチェンジには時間がかかるので早めに取り組むことで、仕事を奪われる側からAIを利用する側になっていきたいですね。