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猪瀬直樹さんの書籍「昭和16年夏の敗戦」を読みました。

内閣直属機関の「総力戦研究所」は、36名の研究生をかかえて日米開戦直前の昭和16年4月から活動開始。研究生は、官民から集められた若手エリートたちで、平均年齢は33才。彼らは模擬内閣を運営して、日米戦争のシミュレーションを行い、昭和16年8月16日に出したのが日本必敗という結論。

本当の内閣は、シミュレーション結果を無視して昭和16年12月に開戦したものの、実際の戦争の経過はほぼシミュレーション通りだったという、知られざる実話というものです。

日本にも知見があったのにも関わらず、それが活かされなかったのが「日本の意思決定プロセス」というのが、この本の問題提起している点です。

現状分析や試算などの事実を中心に集めた情報よりも、感情と願望が優先されて判断されているように思います。せっかくの試算も、楽観的な情報のみ使って判断し、悲観的な情報は無視してしまう場面ってありますね。

政治の世界では、忖度や不倫など規則や法律違反でないところを問題視して時間を費やしています。これも感情を優先した行動だと思いますし、それをマスコミや多くの視聴者が受け入れているから成り立っているのかもしれません。それよりも、様々なルールを違反している平和団体や北朝鮮・中国への対処に時間を使ってもらいたいです。

。。今の内閣には、感情と願望を優先することなく、事実に基づいた賢明な判断と行動をお願いします。