ひげのおじさんの田園都市生活

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歴史

カエルの楽園

DSC_0310百田尚樹さんの最新話題作「カエルの楽園」を一気に読みました。

私は、小説、TVドラマ、音楽、映画、これら余暇で楽しむものはポジティブで元気になるものが好きです。人間ドラマで泥沼な描写は、わざわざ見たくないのです。

この本は、日本の現在と将来を風刺した小説でありフィクションとなっていますが、登場人物を実在する国や組織に置き換えると、現在の描写部分は現実そのものです。

私が普段から感じる不安や不満が、見事に凝縮して描かれているため、ポジティブにも元気にもならない内容にもかかわらず、不思議と2度読み3度読みしたくなりますね。

。。いま2度読み中で、登場人物(カエル)と実在する国や組織の対応リストを作って、頭のなかを整理しているところです。

伊勢での食事

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伊勢神宮への参拝で楽しみにしていた食事が2つあります。1つは「てこね寿司」、もう1つは「出来立ての赤福餅」です。

てこね寿司は、テレビやネットで有名な「すし久」で食べました。風格のある店構えに11時半ころ到着したのですが、待っているお客さんは5組ほど。10分ほどで席に案内されました。メニューを見ると、てこね寿司は松竹梅と3種類ありますが、ここは梅でしょう(笑)。てこね寿司と小鉢と赤出しがついて1,150円です。

次は赤福餅です。「赤福」で赤福餅3つにお茶がついて280円です。ただし、食後それほど時間も経っていなかったので、3人で2人前(6つ)を注文したところ、お茶は人数分の3つ出していただきました。こういうサービスって嬉しいですね。

。。どちらもおはらい町の通り沿いにあるので、内宮へ行かれるとすぐ分かると思います。せっかく伊勢神宮に行くのですから、美味しい食事をしたいですよね。

古殿地拝観

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式年遷宮後の伊勢神宮に行った目的は、古殿地拝観、つまり本殿を建て替えたことで古殿となったこれまでの正宮の敷地内の拝観(見学)です。

2年前に父親仲間20数名と伊勢神宮に参拝した時に、式年遷宮後の半年間だけは一般人でも正宮の中を見ることが出来ると聞いて、その時期が来たら家族と行こうと決めていました。

そこで、ネットで式年遷宮や敷地の中に入れる条件を色々と調べたのですが、特別参拝したいと寄付すれば敷地内で参拝できるとか、特別な会員にならない限りできないとか、ぼんやりした内容ばかりでした。結局、そんな半端な知識のまま行ったのです。

それでも服装についての情報は多く見つかりました。普段の神宮の行事では正装、つまりモーニングを来て参加している場ですから、私は黒無地のスーツに白シャツとネクタイに黒革靴としました。ストライプが目立つスーツやシャツ、カラーシャツや茶色の革靴、などもNGという情報や、ジャケットを持ってこなかったために断られて、慌ててジャケットを現地で買ってきた人もいるようです。息子の服装も私とほぼ同じで、革靴だけ茶色でしたが大丈夫でした。妻は、ブラウスも含めて黒一色の服装にしたので問題なしです。

そして、神楽殿の御祈祷受付で「特別参拝したいのですが申込はこちらで良いでしょうか?」と聞いたところ、「伊勢神宮では特別参拝というものはありません。」と愛想のない返事。「本殿の近くまで行って参拝したいのです」というような想いを伝えて粘ったところ、ようやく「寄付をいただければ、そのお礼として垣根の内側で参拝できます」というような回答。参拝が目的ではダメですよ、と言いたいようなので、最初から「寄付をしたいのですが」と伝えたほうが、手続きがスムーズに行くと思います。

そこで1000円から可能な寄付をしたところ、絵葉書付きの特別参宮章をいただきました。5000円未満はこのタイプのようです。「これを正宮入口の左手にある建物で受付すれば案内してくれます」と、さっきとは別人のような対応で優しく答えてくれました。(違う担当者だったからかな?)

伊勢神宮の正宮の玉垣の内側での参拝が御垣内特別参拝(みかきうちとくべつさんぱい)で、いわゆる特別参拝です。普通の参拝では、一番外側の板垣と外玉垣の間のエリアで参拝します。今回の御垣内特別参拝の場合は、外玉垣と内玉垣の間にある中重鳥居の手前まで移動して行いました。寄付の大きさによっては、もっと本殿近くまで行けるそうです。

正宮入口の左手にある宿衛屋が受付で、先程いただいた特別参宮章を見せると、「お住いの都道府県と氏名と人数を記入してください」と言われたので、渡された筆ペンで記帳。その後、コートと荷物は棚の上の置いてから横一列に並びました。

入る前にお清めをしていただいてから、神官の方に先導されて、敷き詰められた白い玉砂利をじゃりじゃりと踏みしめながら歩いていき、二礼二拍手一礼して参拝させていただきました。全部で10分程度の時間ですが、家族3人だけでの出来事でしたので、とても特別の時間となりました。また、玉垣の外の多くの人の視線を感じました(笑)。


普段の御垣内特別参拝は、ここで終了ですが、式年遷宮の後(10月の遷御の儀の後)から半年間は、古殿地拝観として一般の人でも本殿の近くまで見学することが許されるのです。今回の式年遷宮では、外宮のほうの正宮が対象で、神官や警備の案内もなく自分のペースで見学できました。

新しい正宮で御垣内特別参拝した後、左手に通路があって御垣沿いに歩いていくと、隣の正宮の北宿衛屋(裏側の入口)まで進みます。そこから、外玉垣、内玉垣、瑞垣、を通過して、一番内側のエリアから御正殿のすぐ近くを歩いて眺められるルートになっています。ゆっくり家族と歩きながら、時には立ち止まって、「20年も経っているのに金属の部分はピカピカだね」とか「木製の部分は年季が入ってるね」と見たままを言葉にしたり、「歩いていると気持ちいいね」と荘厳な雰囲気を感じたりと、普通に話したり立ち止まったりしていましたが、要所要所にいる警備の人に注意されることもなく拝観を終えました。

伊勢神宮に参拝するほとんどの人が、この御垣内特別参拝やこの時期だけ許されている古殿地拝観を知らないと思います。だって旅費よりも少ない寄付(1000円)で特別な体験が出来るのですから、もっと多くの人で行列になっていても良さそうです。待ち時間ゼロで、自分達だけのために神官が案内してくださったのは嬉しいのですが、もっと伊勢神宮に関心を持つ人が増えてもらいたいなと思いました。

。。20年後も古殿地拝観があれば、ぜひ参加しようと思います。

伊勢旅行

IMG_0576伊勢まで旅行してきました。

目的は、伊勢神宮への参宮(参拝)と、今の時期にしか出来ない古殿地拝観です。無事に古殿地拝観が出来て、食事も美味しかったので、満足した家族旅行でした!

古殿地拝観については、色々と書きたいことがあるので後程。それと高速道路のSA巡りも楽しかったので後程書きます。ここでは、式年遷宮の遷御の儀から1か月半後の、伊勢神宮の賑わいと周辺の交通事情についてメモしたいと思います。

今回の旅行は、横浜の自宅から車を運転して行くことにしました。事前に、伊勢までのルート、伊勢神宮の駐車場、旅館の駐車場、を調べておいたので迷うことは無かったのですが、伊勢神宮の駐車場に停めるのは苦労しました。。

金曜の早朝には伊勢に到着していたので、参宮の順序通りに二見興玉神社を参拝してから外宮へ。二見興玉神社には駐車スペースがありますが広くはないので、早朝に行ったほうがいいですね。夫婦岩も見てから、伊勢神宮の外宮に20分くらい運転して到着。外宮の駐車場は、敷地と隣接しているのと無料なのが魅力です。

外宮から内宮への移動も車で20分ほどで、駐車場は内宮に一番近い場所に停めました。90分待ちと言われたので辛抱強く待とうと意気込んでいたら、15分くらいで駐車できたのでホッとしました。ちなみに休日は通行止めになるので、少し離れた駐車場を利用することになります。

駐車場には容易に停められたのですが、予想していなかった雨が(泣)。天気予報によると翌日は晴れるようなので、外宮は一通り参宮しておいて、内宮に行く変わりに、おかげ横丁などのおはらい通りで買い物と食事を楽しみました。雨なのに混み合っていたので、これが土日だったら大混雑なのでしょう。

翌日の土曜日は、朝から晴れの良い天気。いわゆる特別参拝をするためにスーツを着て内宮へ出掛けました。伊勢神宮に近づくと、前日と違って渋滞でしたが今朝も8時過ぎと早かったのか、比較的すんなり駐車できました。駐車場から内宮に行くには、おはらい通りの端から端まで歩くので、人混みが苦手ならちょっと大変ですね。

その後、11時過ぎに外宮へ移動したところ大渋滞。。かなり離れた臨時駐車場も混雑していたので、外宮近くの大通りのパーキングメーターに停めました。1時間以内で参宮を済ませられるなら、ここのパーキングメーターは穴場です。

敷地内での参宮の混み具合ですが、金曜については本宮で10数分程度で別宮は数分程度で参拝できました。それが土曜は午前の早い時間を除くと、辛抱強く並ぶ必要がありますね。お正月の明治神宮などと比べれば早いので、多くの人は我慢できずに脱落するようなことはないと思います。

。。普段行けない人なら、時間を取って平日に行くのが良いです。

誰も戦争を教えてくれなかった

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古川憲寿さんの「誰も戦争を教えてくれなかった」。

誰も戦争を教えてくれなかったから、作者は世界の戦争博物館と平和博物館に行った。そこで感じたことが書かれており、巻末には「戦争博物館ミシュラン」で採点するほどの徹底ぶり。

28歳の社会学者が書く「戦争論」は、戦争博物館を楽しみながら、戦争に対する各国のスタンスを知るという新しい取り組み。おじさんが読むと、不真面目 極まりない内容に怒ったりガッカリしたり。。作者に同意はしないけど、各国の戦争博物館のことを一気に知ることのできる本です。

。。心の広い人にオススメです。

游就館

8e9c3c75.jpgちょっと前に、靖国神社にある「游就館」へ行きました。今なら「大東亜戦争 開戦70周年展」も展示されているので、気になっていたのです。

数年前に見学したことがありますが、その後の仕事やプライベートでシンガポールやフィリピンの方々と会話することが増えているので、過去の歴史を改めて認識することも重要だなと、今回は特に感じました。

その前に、靖国神社にある店で「靖国そば」を食べました。何度も来ているのに、食事するのは初めてなのです。お客さんも店員さんも年輩の方々ばかりで、私が最年少みたい。不思議な空間ですね。

展示や映写の見学のほうは、日本人として知っておきたい明治から戦後までの歴史の内容を、色々と思い出しました。

。。次は年末に行くでしょう。

日本はなぜ敗れるのか

90662eb0.jpg山本七平の本「日本はなぜ敗れるのか〜敗因21カ条」を読みました。

以前、同じ著者の「私の中の日本軍」を読んだ時と違って、戦時中の状況や心情などがよく理解できる内容でした。

この本で挙げている「敗因21カ条」のうちの多くは、今も形を変えて続いている現象のようです。仕事や生活をする上で参考になる情報なので、忘れないように2点ほどメモします。

1つめは、「実数と員数」です。
ここでいう員数とは、故障している飛行機や旧式で動かない物まで含めてカウントして、十分な数が揃っていると虚勢を張るときに使う言葉です。

それでいて、その員数を実際の数量(実数)として戦闘などの命令が出されるので、実行できるわけがないというのです。もっともな話です。。これって、現代のビジネスでもありそうな気がしませんか?数字が一人歩きして、そんなの無理だと言うと「数字が信じられないなら、うちの社員の資格ないよ」なんて言われる雰囲気なら、戦時中のままですね。。

もう1つは、敗因21カ条の最初の項目です。
「精兵主義の軍隊に精兵がいなかった事。然るに作戦その他で兵に要求される事は、総て精兵でなければできない仕事ばかりだった。武器も与えずに。米国は物量に物言わせ、未訓練兵でもできる作戦をやってきた。」

これもビジネスでありそうです。優秀なプログラマー頼りに工数を算出したものの、そんなに優秀な人材もないので頭数だけ揃えて開発を始めてしまう。。失敗するのは明らかですが、気合いや労働時間で補おうとして、なかなか方向転換できないものです。。

。。歴史は繰り返しますね。

現代語 古事記

142fe219.jpg竹田恒泰さんの「現代語 古事記」。

岩波文庫の「古事記」を読んでみたものの、理解できない部分があったので、解説付きの本も読んでみました。

現代語なので読みやすいですし、神統譜が分かりやすく書かれていたので、相関関係が良くわかります。関連する情報も解説されているので、理解しやすいと思います。

仕事で外国人と接する機会が増えてきたので、神道や日本誕生について問われたときに、うる覚えじゃなく簡潔に伝えられるようにしておきたいです。

。。次は英語で言えるように(汗)。

日本人が知ってはならない歴史

3dfdc5b5.jpg父親の勉強会での課題図書、「日本人が知ってはならない歴史」シリーズ全3冊です。

これは、日本人には知られては困る歴史という意味です。反日の人達が日本人に知られては困る内容で、戦後に捏造した偽史とその裏付けが紹介されています。

1冊目が日清戦争と日露戦争の時代、2冊目が太平洋戦争開戦まで、3冊目が終戦以降、について書かれています。気になるところから読んでも、分かる内容になっていますね。

ちなみに、この本は秋頃に買おうとしていたのですが、ネットの本屋で検索したら在庫なし。。Amazonでは古本で1万円以上もしてて(泣)。もちろん、近くの本屋に行っても売ってなかったのです。。

どうしても欲しかったので、まずは丸の内の丸善に行きました。でも売ってない。。こんなに大きな本屋なのに。。それで八重洲ブックセンターまで移動しました。

日本史のコーナーに行ったら。。ありました。。しかも平積みしてあって4冊ありました!定価で買えて良かったです〜。12月のことなので、もう売り切れているかもしれませんね。

年末年始を挟んだので、読み終えるのに時間がかかりました。同じようなテーマの本は幾つか読んでいますが、この本は内容がブレていなくて良いです。

。。近代史を誤解している多くの人に、読んでもらいたい内容です。

パール判事の日本無罪論

4d969942.jpg父親の勉強会での課題図書、「パール判事の日本無罪論」は、日本人なら必読書です。

パール判事は、東京裁判(極東国際軍事裁判)でただ1人「被告人全員無罪」を主張した、インドの弁護士でありカルカッタ大学元総長です。

戦後、イギリス、アメリカ、オランダ、フランス、にて東京裁判に関する批判と反省の論争は活発に行われたそうです。日本だけが、東京裁判を鵜呑みにしたままで、現在に至っています。

日本人は、日本の近代史について学ぶ必要があります。坂本龍馬や日露戦争も良いですが、大東亜戦争に対する理解はもっと深めたいですね。
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