日本酒・ワイン・焼酎
7月6
4月24
予定していた仕事が早く終わったので、18時過ぎに息子と妻を呼んで、六本木へ行きました。
来週月曜日まで、CRAFT SAKE WEEKという日本酒のイベントが六本木ヒルズアリーナで行われています。3500円のスターターセットを購入すると、日本酒グラスとコイン11枚が渡されます。会場には、10数種類の日本酒とおつまみが販売されていて、そのコインで受け取れる仕組みです。
日本酒1杯あたり、コイン2枚から7枚くらいまで。幅広い品揃えで、純米大吟醸はコイン多め。コイン2-3枚の純米酒や本醸造の原酒を4杯ほど頂きました。どれも美味しかったです。
座席のほとんどはテーブルだけの立ち呑みスタイルですが、奥の方に少しだけ椅子とテーブルがあって運良く座れました。追加のコインは買わず、食事のために別の店へ移動したので、滞在時間はわずかでしたから立ち呑みでも十分でしたね。
。。2回目はコイン追加(10枚1500円)のみで楽しめるので、週末も行こうかな。
10月14
8月27
6月1日から施行された改正酒税法について、いろいろと勘違いしていたので整理しました。
先週話題になった、ビール値上げのニュースは、今回、施行された酒税法の改正内容のうち、酒類業組合法第86条の4(公正な取引の基準に関する命令)に規定する命令に違反した場合にも、税務署長が酒類の販売業免許等を取り消すことができる要件となったことです。
公正な取引の基準とは次の内容です。
「酒類業者は、(1)正当な理由なく、酒類を総販売原価を下回る価格で継続して販売する取引であって、かつ、(2)自己又は他の酒類業者の酒類事業に相当程度の影響を及ぼすおそれがある取引を行ってはならない。」
これにより、酒類のうち、安売りスーパーの目玉で赤字覚悟で販売していたビール類を値上げすることになったということです。
一方、ビール類のうち、プライベートブランドは、スーパーを覗く限り、据え置き価格で販売されています。自社で作っていて、メーカーからのリベート等の原資もないため、もともと原価を上回る価格で販売していたのだと思います。
ちなみに私は、プライベートブランドのビール類を普段購入していたので、特に影響ありませんでした。
ここまでは今回の酒税法等の改正の話ですが、私が情報を整理しようと思っているのは今後の話、平成29年4月に成立した改正内容のほうです。
2018年4月1日施行
気になる変更点は次の点です。
ビールの定義変更:麦芽比率67%以上→50%以上
つまり発泡酒の一部が、改正酒税法の施行に伴い、ビール扱いになり、かかる酒税が23.5%アップします。こうなるとビールのほうがいいですよね。
2020年10月1日施行(経過措置期間)
気になる変更点は、酒税の税率が、ビール9.1%ダウン、発泡酒6.2%ダウン、新ジャンル35.0%アップ、清酒8.3%ダウン、果実酒12.5%アップ
ビール、発泡酒、日本酒、が安くなり、新ジャンル(第3のビール)、ワイン、が高くなります。それでも新ジャンルのほうが税率そのものは割安なので、きっと今まで通り新ジャンルを飲むでしょう。
2023年10月1日施行(経過措置期間)
現行の税率を基準とすると、酒税が、ビール17.7%ダウン、発泡酒13.0%ダウン、新ジャンル67.8%アップ、清酒16.7%ダウン、果実酒25.0%アップ
2026年10月1日施行(改正後)
現行の税率を基準とすると、酒税が、ビール29.5%ダウン、発泡酒13.0%ダウン、新ジャンル93.8%アップ、清酒16.7%ダウン、果実酒25.0%アップ
最終的には、ビール類の税率一本化、日本酒やワイン等の醸造酒類の税率一本化、となります。こうなると発泡酒と新ジャンルの存在意義がなくなるので、淘汰されるでしょう。
この酒税の税率変更は、ビールと日本酒を好んで飲んでいる人には朗報ですね。一方で、新ジャンルやワインを好む人には財布に痛い改正かもしれません。
ただし、この酒税法改正には抜け道を残しています。それは、新ジャンルに近い部類の「ホップ及び一定の苦味料を原料としない酒類」の税率は、現行の新ジャンルの税率の25%アップに抑えられています。この条件を満たす新しい新ジャンルの飲み物に期待です!
。。。その新しい飲み物が出てこなければ、10年後の私の晩酌は日本酒中心になっているでしょう。
先週話題になった、ビール値上げのニュースは、今回、施行された酒税法の改正内容のうち、酒類業組合法第86条の4(公正な取引の基準に関する命令)に規定する命令に違反した場合にも、税務署長が酒類の販売業免許等を取り消すことができる要件となったことです。
公正な取引の基準とは次の内容です。
「酒類業者は、(1)正当な理由なく、酒類を総販売原価を下回る価格で継続して販売する取引であって、かつ、(2)自己又は他の酒類業者の酒類事業に相当程度の影響を及ぼすおそれがある取引を行ってはならない。」
これにより、酒類のうち、安売りスーパーの目玉で赤字覚悟で販売していたビール類を値上げすることになったということです。
一方、ビール類のうち、プライベートブランドは、スーパーを覗く限り、据え置き価格で販売されています。自社で作っていて、メーカーからのリベート等の原資もないため、もともと原価を上回る価格で販売していたのだと思います。
ちなみに私は、プライベートブランドのビール類を普段購入していたので、特に影響ありませんでした。
ここまでは今回の酒税法等の改正の話ですが、私が情報を整理しようと思っているのは今後の話、平成29年4月に成立した改正内容のほうです。
2018年4月1日施行
気になる変更点は次の点です。
ビールの定義変更:麦芽比率67%以上→50%以上
つまり発泡酒の一部が、改正酒税法の施行に伴い、ビール扱いになり、かかる酒税が23.5%アップします。こうなるとビールのほうがいいですよね。
2020年10月1日施行(経過措置期間)
気になる変更点は、酒税の税率が、ビール9.1%ダウン、発泡酒6.2%ダウン、新ジャンル35.0%アップ、清酒8.3%ダウン、果実酒12.5%アップ
ビール、発泡酒、日本酒、が安くなり、新ジャンル(第3のビール)、ワイン、が高くなります。それでも新ジャンルのほうが税率そのものは割安なので、きっと今まで通り新ジャンルを飲むでしょう。
2023年10月1日施行(経過措置期間)
現行の税率を基準とすると、酒税が、ビール17.7%ダウン、発泡酒13.0%ダウン、新ジャンル67.8%アップ、清酒16.7%ダウン、果実酒25.0%アップ
2026年10月1日施行(改正後)
現行の税率を基準とすると、酒税が、ビール29.5%ダウン、発泡酒13.0%ダウン、新ジャンル93.8%アップ、清酒16.7%ダウン、果実酒25.0%アップ
最終的には、ビール類の税率一本化、日本酒やワイン等の醸造酒類の税率一本化、となります。こうなると発泡酒と新ジャンルの存在意義がなくなるので、淘汰されるでしょう。
この酒税の税率変更は、ビールと日本酒を好んで飲んでいる人には朗報ですね。一方で、新ジャンルやワインを好む人には財布に痛い改正かもしれません。
ただし、この酒税法改正には抜け道を残しています。それは、新ジャンルに近い部類の「ホップ及び一定の苦味料を原料としない酒類」の税率は、現行の新ジャンルの税率の25%アップに抑えられています。この条件を満たす新しい新ジャンルの飲み物に期待です!
。。。その新しい飲み物が出てこなければ、10年後の私の晩酌は日本酒中心になっているでしょう。
1月28
11月26
土曜日の午後は、明治神宮外苑の銀杏並木を、家族で観に行きました。いちょうって、見る角度で色合いが大きく変わるんですね。ここだけかな?
青山通り側は混みあっていたものの、外苑のほうに歩いていくと徐々にゆったり観れました。日本人はもちろん外国人観光客も数多く、この週末が一番の見頃かもしれません。
夜は息子と別行動。妻と日本酒のイベントに参加しました。「燻製料理と鍋とお酒を楽しむ会」は、日本酒を中心に、お酒に合う燻製料理と鍋を一緒に楽しむイベントです。
今回は、奈良県の日本酒「風の森」の呑み比べで、酒米の違いや精米歩合の違いを、実際に味わって感じるという、楽しいひととき。。呑みすぎないように、お水をとなりに置きつつ。。味わいました。
。。これで秋も終わり、冬に突入です。
10月4
9月18
6月21
日本文明研究所のシンポジウムに参加した時に頂いた本「和食とうま味のミステリー」。麹菌の説明を中心に、和食と日本酒とうま味についての解説が興味深い内容です。
日本酒について多くのページを割いて解説していますが、概ね知っている内容だったので、知りたい人は私に聞いてください(笑)。その他の内容でメモしたいものを下記に引用します。
「もともとは魚の保存食だったものが、いつしかハレの日の美味しい料理へと変貌していく。箱の中に魚とご飯を詰め、上から圧力をかける押し鮨や巻き鮨が考案された。短期間の乳酸発酵をさせ、ご飯の腐敗が進まないようにご飯も一緒に食べるようになる。
しかし、これらの鮨は発酵に時間がかかる。そこで押し鮨をバラしたものが「バラ鮨」となり、乳酸発酵の代わりに酢を加えることで時間短縮を図ったのがチラシ鮨である。それを握ったものが、今日世界的に大発展を遂げた握り寿司というわけだ。」
お寿司の歴史の解説が分かりやすいですね。
「うま味成分は単独でなく合わせることでさらにうま味が増すという相乗効果を持っていることが、現在科学的に解明されている」例えば、うま味を感じる物質であるアミノ酸系の「グルタミン酸とイノシン酸が共存すると、グルタミン酸の閾値は単独の時に比べて百倍も引き下げられる、すなわち、少量のうま味物質で食べた時に美味しく感じるようになる」
と解説され、別の箇所で具体例を挙げています。
「鰹節だけで取る出汁、あるいは昆布だけで取る出汁も美味には違いないが、この二つを組み合わせると、うま味そのものは倍どころか数倍に増す。ところが、関東では鰹出汁は普及したものの、それに昆布出汁を加える食文化は長らく広まらなかった」「すると必然的にうま味の強度は弱くなる。それを補う調味料として濃口醤油は重宝されたのである」
と、うま味の相乗効果を、関東の味付けで説明しています。
調味料と和食の歴史についても紹介しています。
醤(ひしお)から生まれた味噌と醤油。当初は冷用酒として飲用していた味醂。アルコール成分が酢酸菌から酢酸に変化することで、ワインから生まれたビネガーと、日本酒から生まれた米酢。
平安時代に仏教と一緒に取り入れた、肉を使わない僧侶のための精進料理。室町時代の応仁の乱以降に、式三献と三回に分けてお膳を出す武家のための本膳料理。安土桃山時代に旬な食材で温かいものは温かいうちに出す、おもてなしを重視する文化人のための懐石料理。江戸時代に料理本と料理屋の普及により、お金を出せば誰でも食べられる庶民のための天ぷら・寿司・蕎麦・うどん。
。。カバーデザインからは想像できない濃厚な内容ですよ。
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ひげのおじさん
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